新宿区立西新宿小学校「プロジェクト西新宿」に参加しました。

<新宿区立西新宿小学校「プロジェクト西新宿」に参加しました>

新宿の高層ビルが立ち並ぶ、都庁近くにある西新宿小学校。そこでは、[本来の学ぶ楽しさや喜びを子どもたちに伝えたい!」という想いから、主体的な学習を目指し、学校とPTAと地域の企業・団体が協力して「プロジェクト西新宿」という活動が行われています。

今回apricot projectは<大豆をつかってきびだんごをつくろう!>と題し、お豆腐をつかって白玉をつくり、きなことともに頂くプログラムを企画しました。

学級担任の先生お二人に加え、家庭科の先生、PTAのみなさまにもご協力をいただき、子どもたちとの時間を過ごしました。

学校という場に、評価と切り離された時間をつくり、様々な立場の大人が、子どもたち本来の力と気持ちを見守る。のびのびとすごす子どもたちの姿がとても心に残りました。

貴重な機会に参加できたこと、素敵な子どもたち、学校、先生、保護者の皆さんとの出会いに感謝しています。ありがとうございました!



以下、当日のレポートです。

<大豆できびだんごをつくろう!>

お豆腐をつかって白玉だんごをつくり、きなこをかけて、みんなで仲良くいただきます。

参加してくれたのは4~6年生の子どもたち。

3年生国語の単元「すがたをかえる大豆」で、大豆の不思議を教科書で学んだことのある子どもたちです。


①宇宙人になって大豆を観察してみよう

まずは宇宙人になりきり、初めて大豆と出会ったつもりで観察する時間。

大豆3粒を10分かけてゆっくり観察。

よく見ると、形も色も複雑で、今まで知らなかったいろいろな部分が見えてくる。

味見をするときも、パクっと食べないで、おそるおそるゆっくり味わうと、

いつもとは違う甘みに気づいたり、だんだんと食感が変化したり。

知っていたはずの大豆に新しい発見がたくさんある時間になりました。


②枝豆?大豆?

冷凍の枝豆と炒り大豆を味比べ。

季節をこえて今手元にある枝豆と、収穫したての大豆を食べ比べ。

同じ大豆なのに異なる姿のふたつを見比べたり、枝豆を今食べられる不思議を感じたり。

改めて大豆の1年のめぐりを考える子どもたち。

不思議そうな顔、時に混乱する表情が忘れられません!

「枝豆はピチピチだから若い!大豆はカラカラだから...」のコメントにはギクっとしました。笑


③マイベストきなこづくり

大豆の種類や炒り方が異なる5種類のきなこを食べくらべました。

深煎り、浅煎り、黒大豆きなこ、青大豆きなこ…。

大豆の種類の分だけきなこの種類もあって、

大豆にも、きなこにも、作り手さんがいて、

炒り方も、すりかたも、実はつくりてさんによって違うんだよ~と、

日本全国の大豆や作り手に想いを馳せました。

そして、好きなきなこを使って、お砂糖の量を自分で決めて、

自分にとっての「おいしい!」を知る「マイベストきなこ」づくりを。

「ぼくは砂糖少な目!」とか「ぼくは青大豆のきなこがすき!」とか、

みんなそれぞれの「おいしい」を伝え合う姿が素敵でした。



④白玉づくり

さすが4~6年生!白玉づくりはお手のもの。グループで自然と役割分担をして、火加減も洗いものも、白玉を冷やすボウルも自分で用意して、おいしい白玉をつくってくれました。

浅野の出番はほぼ皆無。笑

同じ材料&分量なのに、グループごとに進め方も仕上がりも随分と違ったのがおもしろかったです。

直近の調理実習が白玉だったらしく、今回初めて豆腐を入れた白玉をつくって、

「全然ちがう!プルプルになる、豆腐すご!」とのこと...。


⑤ふりかえり&その他

最後、何人かの子どもたちが「大豆を持ち帰って植えてもいい?」と聞きに来てくれました。

黒大豆のきなこと青大豆のきなこが気に入って、育ててみたいと思ってくれたそうです。

種としての大豆もこっそり持参していたので、一緒に種まきの時期を調べたりしました。

育て方のメモと一緒に、大切そうに大豆を持ち帰る姿が心に残りました!


浅野ひかる”apricot project"

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